3人の子を育てながら、未経験からケアマネに。

細川かおり

2019年入職  居宅介護支援センター 相談職
高齢者総合福祉施設敬寿園勤務

ケアマネージャー

家庭生活も自分のキャリアアップも大事にしたい。

大学は文学部で、当初は教職志望でしたが、介護施設で福祉の実習を体験して、介護職になろうと進路を定めました。『誰かのために役に立てる、自分が必要とされている』と肌で感じたからです。就職先は特養で、イチから介護職のスキルを習得しつつ、実務経験を積んでいきました。そして結婚して長男を出産し転職。育児・家事と仕事の両立に努めた後、30歳になる直前、次男の出産を機に一旦退職したのですが、『仕事は大事だけれど、家庭生活も大切にしたい。子育てが一段落するまでは家に居よう。その代わり、いつでも仕事に復帰できるよう、将来的なキャリアアップも視野に入れて、ケアマネの資格を取得しておこう』と考えて、通信教育で猛勉強。一発で合格することができました。さらにその後、三男を授かり、3人の男の子の育児と家事に追われる日々が続いて、ようやく5年ほど前、三男が小学校に入学するタイミングで欣彰会に入職。38歳の新人ケアマネとして、また新たなスタートを切ったのです。

非常勤の時短勤務から常勤へ、順調にステップアップ中。

職員の満足度を重視する姿勢が欣彰会の特徴のひとつです。私の場合、7~8年のブランクがありましたし、ケアマネの実務は未経験でしたから、ゼロから地道に学びたい。家庭も疎かにしたくないので、非常勤で週4日程度、時間も短縮で働けたらと、こちら側の願いを伝えたところ、「うちは本人本位で相談に応じます」と快く受け入れてもらえました。実際、入職後の非常勤での働き方は下記のワークスタイルの通り。業務に関しても、座学で仕事の流れを学んだ後、大ベテランの先輩がお二人、教育係としてついて1カ月間、訪問相談による支援やケアプランの策定、役所とのやりとりなどをマンツーマンで伝授。次に何件か担当を引き継ぎ、同行による指導を受けながら徐々に任されてと、順を踏んで導いてくださったおかげで、着実に独り立ちできました。6年目の24年9月からは、子どもが大きくなったこともあって常勤を選択。いちだんと充実した毎日を送っています。

わたしのオンとオフ


ワークスタイル

2019年に入職してから24年8月までの5年間は非常勤のケアマネとして活動してきました。原則として週4日(月17日)、8:30~16:00の実働6時間30分(休憩1時間)という勤務形態でした。
24年9月から常勤になり、現在は週5日、8:30~17:30の実働8時間(休憩1時間)勤務に就いています。土日を含めて4週8休制で、月1回、土日の当番日があり、基本的に月ごとに自分で勤務シフトを組み、上長の承認を得て活動を進めます。

ワークフローは、大きく次の流れです。

  1. 地域包括支援センターからの依頼に基づき、居宅介護支援の利用を希望されている方の情報をチェック。
  2. お宅を訪問してご本人やご家族と面談。『自宅で生活されるうえで、何にお困りになっているか。どうしたら、より心身の負担を軽減できるか』検討して、その方に適したケアプランを企画提案。必要なサービスの提供へつなげる。
  3. 引き続き、月1回のペースで訪問して状況を確認。きめ細かくご相談に預かり、つねにベストな支援を図る。

その間に、オフィスでのミーティングや事務、役所など公的機関との折衝、デイサービスや訪問介護など介護施設や医療機関との連携といった業務を手がけます。常勤になって、委員会に参加したり、研修を受けたりする機会も多くなりました。

ライフスタイル

長男が高2・次男が中2・三男が小6になったので、子育てに関してはあまり手がかからなくなりました。ただ、3人ともサッカーに熱中しているので、休日は試合の送迎やら何やらで忙しく、夫と手分けしてサポートしていますが、自分のための時間はなかなか取れないのが実情です。とはいえ、スポーツに打ち込む子どもたちを応援できるのは、あと10年あるかないかでしょう。今しかできない親と子のふれあいですし、試合で頑張っている姿を見るのが楽しみで、私には何よりのオフタイムだと思っています。

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