67歳でシニア入職して、いま10年目。

林 幸子

2015年入職  施設サービス課 介護補助職(非常勤)
特別養護老人ホーム敬寿園七里ホーム勤務

母の病気がきっかけで、普通の主婦から介護の道へ。

20年ちょっと前、私が55歳の頃に母が脳梗塞を患いました。別居ではありましたが、介護について知っておく必要があると強く感じるようになり、たまたま新聞に介護の基本を学べる短期集中スクールの案内が載っていたのを見つけて受講したのです。60の手習いといった感じで、それがきっかけになり、介護付有料老人ホームに嘱託社員として入社しました。普通の主婦からのシニア就職だけに、初めての体験ばかりでしたけれど、自分の親と同じ年代のお年寄りの方がたと接していると、お一人お一人毎日表情が違いますし、入浴や食事などを介助して、笑顔で「ありがとう」のお言葉をいただけるのがうれしくて、これこそが自分に合った仕事だと新鮮な発見でした。幸い、65歳の定年まで勤め続けることができ、でもそこまでかなと半ば諦めていたところ、友人が「あなたの家の近くに、新しい特養がオープンするのよ。短時間でもいいから働いてみない」と声をかけてくれて、渡りに舟。現在の敬寿園七里ホームに67歳で入職したのです。

80歳までがひとつの目標。さらにその先も、できる限り。

欣彰会では職員一人ひとりの状況に応じ、十分に話し合ったうえで、希望に合った働き方ができるよう配慮してもらえます。私は今年がちょうど10年目。当初は介護職を務めていましたが、4年前に膝を手術してからは非常勤の介護補助職として勤務しています。肉体的にも精神的にも負担が軽いので、無理せずに続けていけますし、作業をしながら入居者さんと楽しく歌を歌ったり、孫よりも若い職員の皆さんから頼りにしてもらえたり、私なりにお役に立てていると実感できて張り合いがあるのです。以前、83歳で活躍されている方も居られたので、私もまずは80歳まで頑張ろう、その先もできる限り続けていこうと張り切っています。そうそう、私が紹介して訪問介護の部門で活躍中の友人もいます。シニア採用を積極的に推進している法人ですし、多様な施設やサービスを提供しているので、資格や経験がなくても大丈夫。「何か人の役に立つ仕事をしたい」と思っている方は、ぜひ欣彰会を訪ねてみてください。

わたしのオンとオフ


ワークスタイル

水・木・土の週3日、9時~13時の4時間勤務で働いています。
七里ホームは家から近いので通勤は徒歩。ホーム内でも何かと体を動かすので、往復の歩きと合わせていい運動になる、健康のもとだと喜んでいます。

介護補助職は、介護職や看護職などの職員さんをアシストして、入居者さんの生活を支援する役割を担います。
私の場合、具体的には、水曜日と木曜日はそれぞれ5床ずつ、ベッドのシーツを交換。洗濯したタオルを温めてから畳んだり、おしぼりをつくったり、お部屋を掃除したり。
土曜日は、歯ブラシの消毒や洗濯機の掃除など。 また、同じフロアにもう一人、男性の介護補助職の方がいて、お風呂掃除などの力仕事をお願いしています。相談しながら分担を決めて…といった進め方です。

ライフスタイル

もともと多趣味なほうで、オフタイムは主に習い事にあてています。
編物教室には10年以上通っています。残念なことに先生はお亡くなりになりましたが、みんなで続けていこうと、編物だけでなく折紙やパズルも楽しんでいます。
ペーパークラフトのサークルも参加して10年くらい。籠とか菓子皿とか干支の動物とか、いろいろなものをつくって、さいたま市のコミセン祭りで発表しています。入居者さんの癒しになればと、七里ホームにも飾ってあります。 病院や接骨院にも定期的に通院していますが、オンとオフがきっちり決まっているのでスケジュールを組みやすく、その点でも恵まれていると思います。

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