安藤美樹
2014年入職 介護福祉士リーダー
特別養護老人ホーム・敬寿園宝来ホーム勤務
大学の生命化学科で遺伝子系の研究を行い、試薬作成のバイトなどを経験。オフには欣彰会の充実した福利厚生制度を利用して、沖縄・北海道などへの旅行に赴く。
介護福祉士
入職のきっかけとこれまでのキャリアを教えてください。
私は大学では遺伝子系の研究をしていて、ずっと研究一筋の生活でした。アルバイトも試薬作成など、ラボの仕事ばかりだったため人と接する仕事がしたいと考え、看護師の母親に相談したところ介護老人保健施設のことを教わり、興味を持ちました。調べたところ欣彰会は無資格でも入職でき、待遇も一般企業と変わらないレベルだったため、入職を決めました。
介護職として入職し、5年でサブリーダーに昇格、今はリーダーとして宝来ホームで勤務しています。その間実務研修を経て介護福祉士の資格も取得しました。
リーダーとはどんな仕事ですか?
1チーム約5名の介護職スタッフの責任者として、勤務シフトを作成したり、入所者の介護に関する報告をまとめたりします。また、半年に1度はケアマネージャーを交えた担当者会議があり、入所者一人ひとりのケアプランの評価を行います。評価といっても特養は入所者さんの生活の場ですから、どうしたら本人らしく暮らし続けていけるかを考えます。 イベント企画も仕事のひとつです。ここでは毎年末に「居酒屋会」という行事を行います。スタッフがおでん屋さんや焼き鳥屋さんの店員に扮しておつまみを提供、普段提供しないお酒もこの日は入所者さんに振舞って楽しく過ごしてもらいます。「楽しかった」「ビールが美味い」といった入所者さんの声と笑顔に大きなやりがいと喜びを感じます

印象に残るエピソードを教えてください。
もちろん入所者さんの最後を看取った時は悲しさが残ります。ただ、ご家族に「これまでありがとう」と言われたり、スタッフ全員で悲しみを共有することで、次に繋げようという気持ちになります。施設に入ってからは私たちの方がご家族よりも長い時間を一緒に過ごすことになるので、私たちが入所者さんの人生の最後の時間を楽しく生きられるようにする、という強い気持ちが生まれます。




欣彰会の強みとはなんでしょう?
欣彰会は病院が母体となって作られた法人なので、医療との連携が密であることが、他にはない強みと言っていいと思います。施設には看護師が常駐していますし、入所者の状況が変わったときにすぐに医療機関に連絡をとることができます。新型コロナの流行時にはいち早くワクチン接種を実施することができました。
今後の目標は?
今、私は相談職/ケアマネジャーを目指していて、資格取得のため欣彰会が実施している講座も受けています。欣彰会の全ての施設の利用者に関わる仕事をやり続けていきたいと思っています。介護の仕事は厳しいものと思われていますが、そうやってキャリアを重ねることで収入も上がっていますし、国の支援のもと、もうすぐ一般企業と変わらない待遇になるのではないかと期待しています。
介護の仕事に向いているのはどんな人でしょう?
若手のスタッフの指導をしていると、入職前に考えていた仕事内容と実務のギャップに悩んでしまう人を見ることがあります。これは経験や研修、そしてスタッフとのコミュニケーションを通じて自身の意識を培うことが大事だと思います。
人と接するのが好きで、オンとオフをきちんと切り替えられること、そしてメンタルタフネスを持っている人なら、入所者の人生に寄り添うことで自分も人間的に成長できるこの仕事をやり続けたいと思えるのではないでしょうか。
わたしのオフ
オンとオフを切り替えて、オフは職場の同僚と「テーマパーク」に行きました。
