型にはまらずに、自分らしく働く。

佐藤若菜

2022年入職 (高卒) 介護職
特別養護老人ホーム敬寿園七里ホーム勤務

両親と自分の将来のために、介護職をめざそうと決意。

私たち家族は祖父と同居していて、主に母が面倒を見ています。姉のほうが先に介護職に就いたこともあり、祖父が脚を痛めたときなど、介護の仕方が分からない母を手助けする姿を見て、すごいなと感心していました。以前から私には、なるべく長く両親と一緒に家で過ごしたいという想いがあったので、『そうか、介護のスキルを身につけていれば、両親が将来、介護が必要になったときでも力になれる』と納得して、介護職を志望したのです。小柄で筋力が弱いため、重い人を持ち上げたりできるかといった不安はありましたが、姉に相談したら『コツをつかめば大丈夫』と後押ししてくれて、『やらないで後悔するより、やってみるほうが得られるものは大きい』と、思い切ってチャレンジを決めました。幸い入職後は、先輩や上司について基礎から学べましたし、チームワークで何かとカバーしてもらえたので、一歩ずつ階段を上るように実践的なスキルを培うことができました。

私たちの日常の生活の延長に介護の仕事がある。

れまで2年半ほど実務に携わって、『介護職は、誰もが自分の強みや特技を生かせる仕事なのだ』と気づきました。朝起きて、顔を洗って歯を磨いて朝食、それから昼食・お茶・夕食そして就寝、間にトイレに行ったり入浴したり…こうした入居者さんの一日の生活を支援する介護の仕事はそのまま、私たち自身の一日の生活の延長でしょう。ですから、私は写メが得意なのでイベントのカメラマンに。音楽に強い人は一緒にカラオケを歌ってリード。装飾が上手な人は館内の飾りつけをする等、自分らしさを出して活躍できる場面があるのです。決まったマニュアルもないので、型にはまらずに個性を発揮できます。お年寄りと接するのが大好きな私は、介助をしながら積極的に話しかけて、笑顔を引き出すように心がけています。すると、ある入居者さんが『あなたの顔を見ると、なぜか楽しくなるの』と仰ってくださって、そんな心が通いあうひとときが、今の私の最も充実した時間です。

わたしのオンとオフ


ワークスタイル

特養の介護職の主要な業務は、大きく次の5つ

  1. 食事介助と口腔ケア
  2. 排泄や入浴などの際の身体介助
  3. 清掃・整理整頓
  4. レク行事の企画運営
  5. DX(デジタル・トランスフォーメーション)

食事や身体の介助では、入居者さんそれぞれに最適な支援を行います。
清掃は基本、業者さんにお願いしていますが、七里ホームは全個室型なので、室内の細かいお掃除、急な片づけなどは随時、私たちが行います。
レク行事は、体操やカラオケなど日々のレクリエーションと夏祭やクリスマスなど数カ月ごとのイベント。皆さんイベントを楽しみにしているので、私たちが実行委員になり、ヨーヨーすくいとか綿あめとか、いろいろ企画を立てて運営しています。 DXでは、入居者さんの状態や変化等の「見える化」を推進しています。その場でリアルタイム入力できるタブレットとパソコンを駆使してデータを収集・記録・分析。職員全員で共有しつつ、例えば食事を刻み食に変える、より身体能力に合ったタイプの車椅子にする、といった施策に結びつけます。あまり知られていませんが、DXによる介護業務の革新は進化を続けていて、なかでも欣彰会は先行しているんですよ。

ライフスタイル

勤務はシフト制で、毎月9日の公休があります。仕事で問題が残っていたりすると、つい気になりがちですが、私はなるべく引きずらず、休日は思い切りリフレッシュするようにしています。買い物に行ったり、疲れていると感じたらたっぷり睡眠を取ったり、気ままに過ごしています。 用事がある月は、相談すれば公休日を調整してもらえますし、有休の希望も聞いてもらえます。DXによる効率化のおかげで、残業も多くありません。介護業界は忙しいというイメージがあるかもしれませんが、欣彰会に関する限り、オンとオフのメリハリをつけて、ゆとりを持って働けます。

見学や応募をご希望の方は、高校進路指導の先生にご相談ください。
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